最近では、デザイン系ソフトを使うことで自分の名刺を簡単にデザインすることができるようになりました。
それにより、昔ながらの定番のデザインだけじゃなく、お洒落なものから可愛らしいものなど個性的なものがどんどん増えています。

ですが、いざ作ってみると、「どこかしっくりこない感じがする」と思う方もいるのではないでしょうか。

そこで、こちらでは、名刺のデザインに困ったときに使える方法をご紹介します。

 

1.フォントによって印象がガラッと変わる!?


まず、名刺を作るときに意識したいことは、『フォント』です。
会社や自分の名前、連絡先など、名刺にはたくさんの情報を載せます。
そのため、文字の大きさやバランスに気をつけないと見えにくくなってしまいます。

一般的に言われていることとして、
○フォントサイズは、最低でも7pt以上にする
○名前は18〜19ptが最適
とされています。

まれに、名前と役職名の文字の大きさに差がないデザインを見かけますが、それでは目に留まるところがバラバラになってしまいます。名刺で大切なのは、「どこの会社の誰なのか」です。

ですので、会社名やご自身の名前は大きくし、役職名や連絡先などは小さくして作りましょう。

そして、サイズと合わせて気をつけたいのが、書体です。
パソコンの中には、あらゆる書体が登録されています。

たとえば…

【日本語】
・小塚明朝
・ゴシック体
・教科書体
・有沢隷書

【英語】
・Arial
・helvetica
・Mongolian Baiti

上記の書体以外にも、行書体や草書体など独特のものがありますが、漢字を見間違ったり、読めない場合があるため、誰でも分かりやすいものを使用することをオススメします。

また、たくさんある書体の中でもよく使われるものが『明朝体』と『ゴシック体』です。

明朝体とは、
明朝体
のような飾りがあるようなフォントです。

特徴としては、縦横の線に抑揚がついていて、
大人っぽさや上品さ、知的、洗練された印象などが演出されます。

明朝体の比較
また、文字の太さによっても印象が変わり、
太くすることで、男性的、固い、大人、権威的などが生まれ、
細くすることで、モダンな感じや中性的、都会といって印象が生まれます。

一方、ゴシック体は、
ゴシック体
のような角ばったようなフォントになります。

特徴としては、子どもっぽい、親近感、存在感があり目立つとされています。

ゴシック体の比較
また、こちらも文字の太さを変えることで印象が大きく変わり、
太くすることで元気、力強い、男性的などが生まれ、
細くすることでシャープ、現代的、洗練された、女性的などが生まれます。

そして共通して言えることが、文字の大きさや太さによって読みにくさが出てしまうことです。
名刺では、連絡先を小さくデザインするため、あまり太い文字にしてしまうと読みにくくなるのでご注意ください。

 

2.縦長と横長だと、どちらがいいの?


縦長縦書き名刺サンプル 横長横書き名刺サンプル

 

次に、オススメすることが『名刺の方向』です。
最近では、『横長・横書き』の名刺が主流になっていますが、『縦長』の名刺をもらったことがありませんか?

実は、一昔前までは『縦長・縦書き』が主流でした。
国語の教科書や小説のような本などもそうですが、もともと日本語の書き方は縦書きのため、名刺のデザインもそのまま『縦長・縦書き』の印刷になったとされています。

ですが、インターネットの普及により連絡先の多様化が進んで、名刺にホームページのURLやメールアドレスを表記することが一般的になりました。
URLは英文字を使われているため、縦書きにすると読みにくいことから『横長・横書き』が主流になったと考えられます。

また、横長のメリットはレイアウトの自由度の高さや記載できる情報量が多いという点が挙げられます。

「じゃあ、縦長の名刺は良くないの?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

たとえば、
・縦長にして横書きにする
・おもて面は縦書きで名前を表記して、うら面に住所やURLなどを横書きで表記する
のようなちょっとした工夫によって縦長もデザインの幅がグンと広くなります。

また、横長の名刺が多い中、あえて縦長のデザインにすることによって、スタイリッシュさや縦書きによるクラシカルな雰囲気が生まれたりと、横長とは違う印象を作ることができます。

自分のお好みに合わせて作ってみてください。

 

 

3.「デザインに一工夫を足したい!」そういうときは…


「デザインができたので、さぁ印刷しよう!」という前に、確認してみて欲しいことがあります。

それは、
『そのデザインで、本当に大丈夫ですか?』
ということです。

よく耳にするのが、時間が経ってから見直してみると
「デザインが奇抜すぎてイマイチだった…」
「文字の間隔がつまりすぎて見にくい」
「なんとなく地味な感じがする」
など、後悔や失敗したという声です。

そこで、印刷をする前に、ワンランク上の名刺を作るためのワンポイントアドバイスをご紹介します。

①住所や電話番号など連絡先は頭を揃えて配置する
縦長縦書き名刺サンプル

住所や電話番号、URLなどの連絡先はすべて文字数が異なります。
そのため、均等割で配置したり、自由に配置してしまうとデザインのバランスが崩れてしまうことがあります。
そこで、よく使われていることが、文章の冒頭、または末尾を揃えることです。
どちらかが揃っているだけで全体のバランスがよく見えて、キレイな名刺という印象が生まれます。

また、文字の間が詰まっていたり、開きすぎていないかをチェックすると、より整ったデザインが仕上がります。

②名前とふりがなの間に適度な間隔を開ける
名前とふりがなの間隔

次に気をつけたいことが、『名前とふりがなの間隔』です。
多くの名刺では、漢字表記された名前の上下どちらかにひらがな、カタカナ、ローマ字のどれかでふりがなを載せています。
名前とふりがなの間隔が詰まっていると名刺を見た人が読みにくく感じてしまうため、気をつける必要があります。
また、間隔が開きすぎてしまうと、デザインとしてバランスが崩れてしまうため、名刺の場合、0.3〜0.5文字分の間隔を開けると読みやすくなるとされています。
しかし、フォントの大きさや書体、文字数で変化しますので、上記の数値は一つの目安として、読みやすく、違和感のない行間にしてみてください。

③線を一本だけ入れる
線を引く 線を引く2

「全体のバランスが整ったけど、もう少し見やすくしたい」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方にオススメなのが、『線を一本だけ入れる』方法です。

たとえば、名前と連絡先の間や社名の下に線を入れると、整理された印象が出てきます。

また、線の太さや色を調整するだけでも、多くのバリエーションが生まれます。
線を細くすることでクールな感じが出たり、太くするとポップな感じが演出されるのでオススメです。

④名前を一文字だけ色を変える
色を変える

「白い紙に黒文字より、少しだけユニークさやポップな感じを出したい!」
という方にオススメなのが、『名前を一文字だけ色を変える』という方法です。

よくチラシや雑誌などで見かけるテクニックですが、一文字だけ色を変えることでアクセントが生まれ、名前がより際立ってきます。
ただ、選ぶ色やコントラストが強すぎると、デザイン性が強くなってしまい、見やすさが欠けてしまうことがあるので、十分に注意が必要です。

⑤特殊加工を使う
記載する内容にデザイン性を持たせるのではなく、紙にデザイン性を持たせたい方にはこんな方法がオススメです。

・角丸加工
角丸

一般的な名刺は、角が四角くカットされています。
それを角を落とすように丸くカットすることによって、柔らかさやポップな印象が生まれてきます。
その他、名刺に特徴を持たせたい方は>>個性的な名刺を作るなら<<をご覧ください。

・エコ素材の紙を選ぶ

次に、紙にデザイン性を演出する方法として『エコ素材の紙を選ぶこと』があります。

近年では、さまざまな素材を再利用して紙が作られていて、弊社では、バナナの繊維を使用したバナナペーパー、石から抽出された素材を使用したストーンペーパー、竹を使用した非木材パルプ配合の竹ペーパーなどを取り扱っています。

それぞれ素材の特徴があり、一般的な紙に比べると色合いや質感が異なるため、シンプルなデザインでも高級感を演出したり、個性的な印象を作ることができたりとオススメです。

詳しくは、コチラのページをご覧ください。
>>エコ素材を使った名刺づくり<<

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。
ちょっとした工夫で名刺の雰囲気が大きく変わったり、デザイン性のある名刺が作ることができます。
「これならできるかも!」と思ったことがあれば、ぜひ取り入れてみてください。